垂木の設計 建築基準法施行令 / 木質構造設計規準・同解説 (日本建築学会)

検討部材: 1 / 0

計算結果 実長 Lr = -

長期荷重時(固定荷重のみ)
応力と荷重 許容応力度 検定比 たわみ
/
短期荷重時(固定 + 積雪)
応力と荷重 許容応力度 検定比 たわみ
/

情報

「計算」ボタンを押してください。

スパン長と勾配

m 軒桁〜母屋(水平距離)
m 軒先〜軒桁(水平・はね出し長)
m 軒桁〜次の母屋(水平・背面支間)
/ 10 (θ = -)
m 荷重の支配幅

断面種別・寸法

× mm

固定荷重

N/m² リストから選択

積雪荷重

N/m²
μb = -

使用材料

リストから選択
Fc FtN/mm²
Fb FsN/mm²
kN/mm²

断面の有効率

I Z A

梁自重・直接入力

tf/m³
N・m N
N・m N

たわみ判定


負の風圧に対する検定

速度圧 q

m/s
m
q = 0.6・E・V₀² = —

外圧係数(負の風力係数)

正値(負圧の絶対値)

接合部の引き抜き耐力

kN

検討部材一覧 (確定済み: 0 件)

No 表題 部位 部材 断面 [mm] L/α [m] 勾配 長期 η 短期 η 判定 並び替え/削除
※ 表題は入力フォームの「表題」欄で変更できます。クリックで該当ケースに切替。

使い方・計算ロジック

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このアプリについて

屋根の垂木を、鉛直荷重(固定+積雪)に対する曲げ・せん断・たわみと、 軒・けらばに作用する負の風圧(吹き上げ)に対する断面・接合部の検定を行うツールです。 建築基準法施行令・木質構造設計規準(日本建築学会)および 「木造軸組工法住宅の許容応力度設計(2025年版)」(以下グレー本)に基づきます。 入力を変更すると結果は即時に更新されます。

使い方(基本の流れ)

  1. 「基本情報」タブでスパン・勾配・断面・固定/積雪荷重・使用材料を入力すると、右側に長期/短期の検定結果が即時表示されます。
  2. 「負の風圧に対する検定」タブで速度圧・外圧係数・軒の出/支間・接合部耐力を入力すると、負の風圧に対する検定結果パネルが表示されます(速度圧 q=0 のときは非表示)。
  3. 内容が固まったらツールバーの「✓ 確定」検討部材一覧に追加。「🖨 計算書出力」でA4計算書をPDF出力、「💾 保存」/「📂 開く」でJSON保存・読込ができます。

(A) 鉛直荷重に対する検定(基本情報タブ)

屋根勾配 s/10 から θ=atan(s/10) を求め、実長 Lr=L/cosθ、 部材直交方向の等分布荷重で曲げ M・せん断 Q・たわみ δ を算定し、 長期(固定のみ)・短期(固定+積雪)で許容応力度設計します。 積雪は屋根形状係数 μb=√cos(1.5β) による低減に対応します。 多雪区域では長期積雪時 (DL+0.7×SL) の検定を追加します(グレー本①表2.5.1.1)。 許容曲げ fb には、構造用合板等の面材を張る場合の並列材 Fb 補正(面材拘束係数 ×1.25 等、グレー本①P112)を乗じます。

(B) 負の風圧に対する検定(グレー本②§8.6)

軒・けらばに作用する負の風圧(吹き上げ)に対し、①軒の出(片持梁)、②支間(単純梁)の断面検定と、③接合部の引き抜き検定を行います。

(B-1) 速度圧 q [手入力 / 自動計算]

自動計算は告示平12-1454号に基づきます。

q = 0.6 · E · V0² [N/m²] E = Er² · Gf Er = 1.7 · (Zb/ZG)α (H≦Zb) / 1.7 · (H/ZG)α (H>Zb)

V0=基準風速(地方ごとに 30〜46 m/s を告示で指定)、 H=建築物の高さと軒高さの平均値 H=(Hmax+H0)/2、 Er=平均風速の高さ方向分布係数、Gf=ガスト影響係数。

地表面粗度区分(Ⅰ:海岸/Ⅱ:田園/Ⅲ:一般市街地/Ⅳ:大都市、告示第1)ごとの数値と ガスト影響係数 Gf(告示第2、H=10〜40 m は線形補間):

粗度区分Zb (m)ZG (m)αGf (H≦10)Gf (H≧40)
52500.102.01.8
53500.152.21.9
54500.202.52.1
105500.273.12.3

(B-2) 外圧係数と設計荷重

w = q × (Cpe + Che) − wR × cosθ [N/m²](勾配面に鉛直)

Cpe=勾配屋根面の負の風力係数の絶対値、Che=軒下面の吹き上げ係数(通常 0.8=0.8kz, kz=1.0)、 wR=固定荷重(cosθ 分を有利方向に差し引く)。

勾配屋根面の負の風力係数 Cpe(グレー本②§8.6、軒・平方向):

θ≦10° → 1.0、 10°<θ<30° → 1.0 − 0.7·(θ−10)/20(線形補間)、 θ≧30° → 0.3

けらば方向(妻側)の風には Cpe=1.0 を用います(入力欄に直接設定)。本アプリは1つの Cpe を①②共通に用いるため、軒方向(X)とけらば方向(Y)は別ケースとして検討してください。

(B-3) 断面・接合部の検定

勾配面長さ: α' = α/cosθ、 lm1' = lm1/cosθ(α・lm1 は水平距離入力) 単位長荷重: w·p (p=垂木間隔) ① 軒の出(片持梁) M₁ = w·p·α'²/2、 Q₁ = w·p·α' ② 支間(単純梁)  M₂ = w·p·lm1'²/8、 Q₂ = w·p·lm1'/2 ③ 接合部 引き抜き T = w·p·(α' + lm1'/2) ≦ TJw

短期許容曲げ fb = Fb×2/3×(面材拘束係数)、短期許容せん断 fs = Fs×2/3。 σb=M/Z有効、τ=kτ·Q/A有効 を許容応力度と比較し、各検定比 ≦1.0 を確認します。 TJw(=短期許容引張耐力 Ta)は接合部(ひねり金物・くら金物・釘等)の値で、 プリセットはグレー本① 表2.5.5.2(P140)等によります(釘は軒桁・母屋がスギ・スプルース等の場合の N75 ななめ打ち 等)。

※ 接合部の引き抜き T は「軒の出全体の反力+支間の軒桁側反力」の略算です。 グレー本の連続梁式(軒・平: T=w₁·p·(a+a²/(2l₂))+w₂·p·l₂/2 等)とは厳密には異なります。 母屋がある場合の連続梁効果・けらば方向の別係数が必要な場合は別途検討してください。

(参考)

  1. 建築基準法施行令(第82条・第87条 ほか)、平成12年建設省告示第1454号(速度圧・Er・Gf)、同第1458号
  2. 「木造軸組工法住宅の許容応力度設計(2025年版)」§8.6 軒、けらばの負の風圧に対する諸検定
  3. 日本建築学会「木質構造設計規準・同解説 ―許容応力度・許容耐力設計法―」